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Eee PC 901(初期型)に1.8インチHDDを増設

[タイトルイメージ] Eee PC 701の発売から半年、画面サイズが大きくなり、CPUの性能も上がり、記憶領域も大きくなったEee PC 901-Xが発売されました。
この901は、SSDの容量こそ3倍に増えたものの物理的にCドライブが4GBしかなく、やはりWindowsXPを使用する際には少々狭い思いをします。
また、読み込みこそ早いものの書き込みが遅いためWEBページなどを閲覧する際に一瞬動作が止まることがあります。
そこで、容量アップと平均的な快適さのために1.8インチHDDを増設してみたいと思います。

諸注意

この作業を行うとメーカーの保障は受けられなくなります。
また、ZIFコネクタが標準搭載されているのは初期ロットのもののみです。
現在発売されているものは全て後期ロットと思って結構です。後期ロットの場合、ZIFコネクタが搭載されていませんが、パターン自体は生きていますのでZIFコネクタさえ接続できれば同様の増設を行うことができます。
ただし、今回は初期型の方法のみ記載ます。

最近の事情

この記事を書いたのが、901が発売されてすぐのことだったのですが、
最近はSSDを16GBにしたモデルがでまして。それどころかEee PCは10インチにサイズアップして2.5インチHDDが標準になりつつあります。
さらに言えば、901の標準形状の互換SSDもかなりの数出ています。
今から容量アップ・改装に挑戦する場合はそちらを利用した方が良いかもしれません。この記事の分解法等参考になると思います。SSDはずして購入したものを取り付けるだけですので。
ぶっちゃけなくてもこの方法より簡単です。

用意するもの

※ 今回は東芝製HDDで話を進めていきます。ほかのメーカーのものでも同様の操作が可能かと思われますが、各所で違ってくるかもしれません。
また、東芝性のHDDなら四方に1mmほどの空きスペースが出来ることを確認しています。
ゴムシートはそれを埋めるために使用します。
また、耐衝撃性を少しでもあげるためにも、ゴム等の衝撃を吸収しやすい素材を使用することをお勧めします。

HDDについて

1.8インチHDDには主に5mm厚と8mm厚があります。
HGSTやSamsungなどのメーカーでは6mmだったり7mmだったりするようですが、東芝は基本的にこの2種類です。
Eee PCの場合、このどちらも搭載可能ですが、8mm厚の場合、ふたを加工しないとしまらなかったり、少々無理な部分がありますので、実質的に5mm厚しか入らないと考えていいでしょう。それに5mmだとHDDとふたと本体の間にゴムシートを挟むことが出来て耐衝撃性とエアフローを稼ぐことが出来ます。
ほか、容量などはお好みで。せっかく増やすんだから40とかケチケチしないでもっと上を行きましょう。今回は60GBのHDDを使用しました。

DTC-CF18Zについて

この製品はもともと1.8インチHDDを搭載しているPCに、CFカードを搭載して静穏化をはかるための製品なのですが、1.8インチHDDを普通に買った場合、高確率でZIFケーブルが付いて来ませんので、ケーブルを入手する目的で購入します。
また、HDDにあきたら300倍速のCFを使って似非SSDを構築してみるのもいいでしょう。

Cドライブ・Dドライブの取り外し

今回、HDDを増設するに当たって、まずDドライブは確実に外さないと物理的に入りません。そして1.8インチHDDを接続すると、1.8インチがマスターとなりますので、念のためCドライブ用のSSDを取り外しておきます。
Cドライブ用のSSDは本体側面に内蔵されているので分解する必要があります。
分解方法はとりあえず見えるネジを全て外すだけなので、そこまで難しくありません。
ちなみに、この部分はブログにアップ後本ページ執筆用に取り直したもので、すでに外れていますが。実際は取り付いています。外し方はネジを外せば終わりです。
キーボード
とりあえずキーボードを取り外すのですが、プラスティック製の爪が3箇所あり、これを外すことで簡単に外れます。
外す途中
外すときはこのように軽く爪楊枝やアイスの棒などの鋭利でないもので突きながら、近くのキーを持ち上げると外れますのでこれを3回繰り返してください。
両面テープで貼られているので、少々力が要ります。ただし、余り力を入れすぎると壊れるので慎重にしてください。もしかしたら一番神経を使うかも知れません。
フレキ
キーボードのフレキを外します。
コネクタの両端の黒い部分を爪楊枝などでモニタ側に少し動かすと外すことが出来ます。
タッチパッドのコネクタ
次にタッチパッドのコネクタを外します。
要領はキーボードのときと同じですが、これは幅が狭いので少々難しいです。
ネジを外して上蓋をあけるときに外してもいいのですが、うっかりマウスバッドを帰らぬ人にしたくないので最初に外しておきます。
あける
本体の全てのネジを外したら、本体の隙間に指などを入れ上の蓋を外します。
コネクタ注意
外したら本体左上にあるこのコネクタを外します。
その後、以下のコネクタを外します。 ボード中央下部
ボード左中央
ボード右上
ボード左上
続いて、バッテリー部両サイドにあるネジを外します。 ネジ
ネジ
ちなみに、左のネジはほかの物とは少し違いますので間違えないようにしましょう。
基盤を外す
ボードを外します。CRT用のコネクタのあるほうを少し抑えながら外すと外しやすいと思います。
全て外すにはここも外す
ボードを完全に外すにはここも外す必要がありますが、完全に外さなくても取り外すことが出来ます。

裏側です。この写真から見て左側にCドライブ用のSSDがあります。これを外せば終わりです(この画像ではすでに取り外しています。)あとは元通りの戻します。
※ここでZIFケーブルを取り付けておくと楽です。

HDDの取り付け

さて、HDDの取り付けに入ります。
取り付け自体はケーブルをはめるだけですので比較的簡単に行えます。
ただし、HDD・マザー側共に非常にデリケートなコネクタですので細心の注意を払ってください。
CF→ZIF基板
これが今回ZIFケーブルを入手するために購入したDTC-CF18Zです。
ちなみに、コストを考えれば400円程度で単体購入が可能ですが、私が探した限りでは、HDDとケーブルの両方を扱っている通販ショップが見つからなかったため、こちらを購入しました。
両方入手できる通販サイトや、店舗があればそちらで購入すると安上がりです。
MK6028GAL
そしてこれが本命のHDDです。
HDD
3.3V 500mAなので1.65Wですか。あんまり発熱はなさそうですね。
LIF-ZIFケーブル
そしてこれがDTC-CF18Zに同梱されているケーブルです。
今回は東芝製HDDを採用したので片方が白いケーブルを使用してください。
Dドライブ
これがDドライブのSSDです。この黒いネジを外せば外すことが出来ます。
外したネジは、SSDと一緒に収納するか、本体につけて置けば確実でしょう。
カット
ZIFコネクタを取り付けるためにニッパーなどでこの部分をカットします。
前工程ですでに取り付けている場合は不要です。
接続した図
そしてHDDを接続します。マザー側のコネクタは事前にキャラメル色の部分を少し上に上げておきましょう。また、青色の部分をマザーボードに、白い部分をHDDに接続します。
マザー側は青い部分が内側を向くように、HDD側は写真のようにしたとき、端子部が隠れるように接続してください。
ちなみに、端子が若干金属部分に接触しそうになっていますので、テープなどで絶縁しておくといいかもしれません。
設置後の空き
設置するとこのように2mmほどの空きが出来ます。
そのままでもおそらく大丈夫かと思われますが、心配なのでゴムシートを挟むことにします。 ゴムシート
ゴムシートはこのように両面テープを貼り付けてから切るといいかもしれません。 ちなみに、サイズは5mm四方がいいでしょう。
貼り付けた例
私はこのように貼り付けました。
ZIFコネクタ側に2個、無線LANモジュール側に2個、両サイドに1つずつ。
そして下に2個はりつけました。
蓋にも
さらに蓋にも貼り付けました。
蓋の貼り付け位置は大体この辺りですが、HDDに両面テープ側を上にして置いて、蓋を閉めて貼り付けたほうが簡単です。
BIOS画面
最後にBIOS画面で認識されていることを確認して終了。
OSをインストールした図
そしてこのようにEee PC 901の大容量化に成功しました。

OSについて

以上でハードウェアの作業は終了です。
この後、OSをインストールするのですが、Eee PCのリカバリディスクに素のWindows XPのデータがあるのでそれを使えばnLiteで通常販売されているXPと同じCDが作れますので、それを使用してクリーンインストールします。そのあたりは以下のサイトのほうで詳しく説明されているので参考にしてください。通常のリカバリーイメージでリカバリ出来るかどうかは確認していないので分かりません。

nLite - 初めの一歩 - EeePC 900シリーズ Wiki - livedoor Wiki(ウィキ)

ベンチマーク

ちなみにこちらが今回のHDDのベンチマークです。
ベンチ結果
そしてこっちが元から付いているSSDのベンチマーク。
元のSSDのベンチ
並べてみると確かにリードはSSDに比べて劣りますが、ライトの性能がHDDのほうが3倍程度早いことが分かります。

総評

前述の通りリードは落ちますが、体感速度は向上します。
また、速さを求めるなら100MB/sの速度が出る1.8インチSSDなどを購入してみるといいかもしれませんが、16GBで3万円程度と。まだまだ高価な部類なので容量と速度のバランスを考えてHDDを選択しました。
容量がそこまで無くていいなら、8GBの300倍速CFをDTC-CF18ZでなんちゃってSSDにしてみると結構早い環境が手にはいるかと思います。ただ、16GBにすると、結果的に16GBのSSDを買うのとあまり変わらない値段になると思います。

騒音や発熱など

静かなときには流石に少し気になりますが、図書館などでも自分以外の人には聞こえないくらいの音かと思われます。
発熱についてもSSDのときと余り変わらないくらいです。

更新履歴

2008年 9月13日 ブログに初版投稿(該当記事)
2008年10月18日 当サイトに移植・加筆修正
2009年 9月30日 最近の事情追加
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